大阪府能勢町の野外活動施設「豊中市立青少年自然の家わっぱる」には哺乳類から植物や菌類まで、実に様々な生きものが棲んでいます。 しかも、その一つ一つを観察していくと、それぞれが生きていくために複雑に繋がり合い、森をつくっていることがわかってきます。ここでは、その小さな一つ一つの命を紹介しようと思います。
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2019年7月28日日曜日

オニヤンマ

大きさ9~11cmにもなり、日本のトンボでは最大種です。生育場所は小さな河川とされていますが、わっぱるでは大路次川ではなく、南の沢、北の沢あるいはキャンプ場内の水路でなどで幼虫が見つかります。成虫はよく、道をパトロールするかのように行ったり来たりしています。時には人の頭上をかすめるように飛ぶので大型トンボを実感できて迫力満点です。(De)
オニヤンマの幼虫










幼虫の顔(羽化後の脱皮殻)

2019年7月19日金曜日

コヤマトンボ

 わっぱるではよく建物の中に生きものが迷い込んできます。今日の客はコヤマトンボです。
黒地に黄色の縞模様でオニヤンマを一回り小さくしたようなトンボです。
正面から見ると、黄色の一本ラインが目立ちます。これが目印です。また、なんといっても、深く透きとおるような美しい緑色の大きな複眼がチャームポイントです。わっぱるあたりの大路次川上流部から池田市川西市あたりの猪名川中流部まで見ることができ、猪名川流域では普通に観察されるトンボです。(De)

2019年6月5日水曜日

コシボソヤンマ

今月、わっぱるキッズ「川の生きもの観察」があります。先日、スタッフPoが大路次川でどんな生きものが観察できるのか、下調べを試みました。網ですくってみただけでしたが何種類かの生きものを見ることができました。その中で大型のヤゴ(トンボの幼虫)がいました。
首のところに棘のような突起があるのが特徴です。成虫はどんな姿なのでしょう?
ラッキーなことに、2年前、管理棟に入りこんできたときの画像が見つかりました。
 腰のところがキュッと細くなっているところが名前の由来だということがわかりますね。幼虫もそうですが、大ぶりで風格を感じさせるトンボですね。(De)

2019年5月29日水曜日

ムカシヤンマ

やや大型の見慣れないトンボを撮りました。
調べてみたところ、「ムカシヤンマ」です。水の滴り落ちる谷筋の苔の生えた斜面に産卵し、幼虫はその斜面にトンネルを掘って生活し、2~3年かけて成虫になると推測されています。生息地は千葉県を除く本州・九州本島ですが比較的自然度の高い環境を好むこともあり、個体数は少なく、大阪府のレッドデータで「準絶滅危惧種」となっています。わっぱるの自然度の高さを示す生きものの一つと考えていいと思います。(De)

2019年1月16日水曜日

ホソミオツネントンボ


一昨年の12月に撮影されたもので、ホソミオツネントンボの越冬個体です。成虫で越冬するトンボは多くなく、オツネントンボ、ホソミオツネントンボ、ホソミイトトンボの3種のみとされています。「オツネン」とは「越年」のことで、全体に褐色の目立たない色合いで小枝の風体でじっとしています。春になると褐色の部分が鮮やかなライトブルーになります。寒い冬をじっと耐え忍んでいる姿がいじらしいですね。アオイトトンボ科。(De)