大阪府能勢町の野外活動施設「豊中市立青少年自然の家わっぱる」には哺乳類から植物や菌類まで、実に様々な生きものが棲んでいます。 しかも、その一つ一つを観察していくと、それぞれが生きていくために複雑に繋がり合い、森をつくっていることがわかってきます。ここでは、その小さな一つ一つの命を紹介しようと思います。
2019年2月24日日曜日
オオルリ
輝くブルーに美しい鳴き声。バーダーの間でも人気の高い野鳥ではないでしょうか。
オオルリは、冬の間は東南アジアで過ごし、春になると日本へ渡ってくる鳥です。(繁殖のために春に日本にやってくる鳥を夏鳥といいます。ツバメも夏鳥です。)
わっぱるでは4月のはじめくらいに到着し、さえずりを開始します。
勝手な印象ですが、ハイキング道や第5炊事場など、人が多くないところから先に囀り始めているように思います。(※正確に記録をとっているわけではありません。)
オオルリは通常斜面のくぼみや木の根の隙間などに営巣する鳥です。木のうろで営巣する鳥とは違い、オープンな場所に巣をつくることがあります。
わっぱるでも、山小屋の窓のへりに営巣してしまうことが。
見つけても驚かさないであげてくださいね。
2019年2月7日木曜日
アカゲラ
みなさんは「キツツキ」を知っていますか?
木にくちばしで穴を空ける、あの鳥です。
わっぱるには、キツツキが3種類生息しています。
上の写真の「アカゲラ」もそのうちのひとつ。白黒の体に、頭とお腹の赤色がよく映え、見た目にも美しい鳥です。
キツツキの仲間は尾羽の軸が強く、よくしなります。
体を尾で支えるような姿勢で木に張り付いているので、シルエットでキツツキの仲間だとわかります。
アカゲラはよく「ケッケッ」と鳴くので、姿を見つけるよりも声や木を叩く音を聞いてから見つけることが多いかもしれません。(アオゲラという鳥もいるのですが、アカゲラの声と聞き分けが難しいので、私は鳴き声を聞いたら姿を探して種を判別しています。)
冬は葉っぱが落ちるので、キツツキの仲間を見つける大チャンス。
ぜひわっぱるでバードウォッチングをしてみてください。
2019年1月29日火曜日
シロハラ
冬のわっぱるを歩いていると、ガサガサ、ガサガサ、と音が聞こえてくることがあります。そんなときは、地面を注意してみてみましょう。
舞い上がる落ち葉の中に、写真の鳥がいるはずです。
名前を「シロハラ」といいます。ヒタキ科の鳥で、冬になると日本へ渡ってきます。
大きさはヒヨドリくらいでしょうか。枝にとまっていると、そこそこ目立つ大きさです。雌雄同色の鳥ですが、雌の方が頭の色が薄く、細い眉斑(まゆげのような模様のこと)があることから、見分けることができます。ちなみに、写真の個体は男の子。雌の写真は残念ながら無いので、気になる方は検索して見比べてみてください。
地面の落ち葉を、やや大げさな動きでひっくり返しながら、餌を探します。
「ガサガサ」の正体は、シロハラのお食事タイム。急に接近したりせず、遠くから見守ってあげてくださいね。
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