大阪府能勢町の野外活動施設「豊中市立青少年自然の家わっぱる」には哺乳類から植物や菌類まで、実に様々な生きものが棲んでいます。 しかも、その一つ一つを観察していくと、それぞれが生きていくために複雑に繋がり合い、森をつくっていることがわかってきます。ここでは、その小さな一つ一つの命を紹介しようと思います。

2019年4月12日金曜日

わっぱるのサクラたち

大阪北部の平野部ではサクラは散り始めているようです。わっぱるの入り口付近に植栽されているソメイヨシノは今、満開を迎えています。
森の中ではヤマザクラが咲き始めています。
ヤマザクラは若葉が出るのと同時に花が咲くのが特徴で、若葉はしばしば赤っぽい色をしています。また、花の付け根のがく筒や花柄にソメイヨシノは細い毛がはえているのに対し、ヤマザクラは無毛です。
ソメイヨシノのがく筒と花柄。がく筒は少しふっくらしていて毛が生えています。




ヤマザクラのがく筒は細くすっきりしていて無毛です。





ウワミズザクラというサクラもありますがまだつぼみです。
さらに、わっぱるにはカスミザクラというサクラもありますが、まだツボミは堅く、開花はさらに遅く、新緑のころになります。わっぱるのサクラの季節はこれからなのです。(De)

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