大阪府能勢町の野外活動施設「豊中市立青少年自然の家わっぱる」には哺乳類から植物や菌類まで、実に様々な生きものが棲んでいます。 しかも、その一つ一つを観察していくと、それぞれが生きていくために複雑に繋がり合い、森をつくっていることがわかってきます。ここでは、その小さな一つ一つの命を紹介しようと思います。

2019年4月14日日曜日

ヤブツバキ

わっぱるの入り口付近、道路際にひときわたくさんの赤い花をつけた木があります。
ヤブツバキです。
5枚の大きな花弁の中心にたくさんのおしべがめだちます。庭や公園に植えられているいわゆる「つばき(椿)」はその多くが交配種でたくさんの種類があります。わっぱるに生えているヤブツバキは野生種で多くの園芸種のもとになっている原種でもあります。
また、この種子からとれる油は「椿油」として、化粧用や食用油などとして古くから日本人の暮らしかかせないものでした。日本人が大切にしてきた樹木の一つです。(De)

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