夏本番です。昆虫たちの活動が最も活発な時期で、子どもたちが夢中になる虫たちが登場しています。その一つ、ミヤマクワガタです。
1~2年の幼虫期を経て蛹から羽化します。成虫はコナラ、クヌギなどの樹液に集まり、灯火に来ることもあります。大きさには幅があり、オスでは30~79㎜で画像のものは大きい方です。オスもメスも脚の付け根部分(腿節)に黄色い長楕円形の模様があります。大型のオスは頭部に耳の形の突起があり、これが男性的(?)なかっこ良さを際立たせていると思います。また、オスの体の表面には黄褐色の細かい毛が密生していて、光線によっては金色に輝いて、一層、雄雄しく見せます。けれども、野外で生きる個体は冬を越すことはないのです。(De)
大阪府能勢町の野外活動施設「豊中市立青少年自然の家わっぱる」には哺乳類から植物や菌類まで、実に様々な生きものが棲んでいます。 しかも、その一つ一つを観察していくと、それぞれが生きていくために複雑に繋がり合い、森をつくっていることがわかってきます。ここでは、その小さな一つ一つの命を紹介しようと思います。
2019年8月3日土曜日
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