大阪府能勢町の野外活動施設「豊中市立青少年自然の家わっぱる」には哺乳類から植物や菌類まで、実に様々な生きものが棲んでいます。 しかも、その一つ一つを観察していくと、それぞれが生きていくために複雑に繋がり合い、森をつくっていることがわかってきます。ここでは、その小さな一つ一つの命を紹介しようと思います。

2019年5月25日土曜日

クロホシタマムシ

美しいタマムシが見つかりました。タマムシの代表格であるヤマトタマムシは大きさが普通25~40ミリなのに対し、このクロホシタマムシは10ミリ程度と小さいのですが美しさはひけをとらないほどで、緑色からオレンジ色にかけてのグラデーション風金属光沢は生唾ものです。ヤマトタマムシが盛夏に現れるのに対し、これは5月ころからコナラ・クリなどが生える広葉樹林に現れますが、目にすることは少ないと感じます。近縁で非常によく似た種に「マスダクロホシタマムシ」というのがいますが、黒い星の配列が少し異なり、針葉樹林に現れます。
まるで森の宝石のようですね。(De)

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