大阪府能勢町の野外活動施設「豊中市立青少年自然の家わっぱる」には哺乳類から植物や菌類まで、実に様々な生きものが棲んでいます。 しかも、その一つ一つを観察していくと、それぞれが生きていくために複雑に繋がり合い、森をつくっていることがわかってきます。ここでは、その小さな一つ一つの命を紹介しようと思います。

2019年8月11日日曜日

ヒラタクワガタ♂

やや平たい大型のがっしりとした体型のクワガタムシで、ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタとともに日本の代表的なクワガタムシです。本州・四国・九州に生息しますが、西南日本に多い傾向があります。また、朝鮮半島から東南アジアにかけて多くの亜種が存在し、交雑による遺伝子汚染が懸念されている種でもあります。大きさは19~81㎜(オス)と個体により幅があり、小さいほど背中の光沢が増す傾向があります。幼虫はクヌギ・コナラなどの広葉樹の朽木や倒木で育ちます。一年あまりをかけて羽化し成虫になります。そしてこの種は成虫で越冬をします。(De)

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