大阪府能勢町の野外活動施設「豊中市立青少年自然の家わっぱる」には哺乳類から植物や菌類まで、実に様々な生きものが棲んでいます。 しかも、その一つ一つを観察していくと、それぞれが生きていくために複雑に繋がり合い、森をつくっていることがわかってきます。ここでは、その小さな一つ一つの命を紹介しようと思います。

2019年8月20日火曜日

木の命と水害

昨年の夏、大雨のため、大路次川河畔の林は激流にさらされました。
そのため、それまで土だったところがえぐられて、土が流れ、そこに生えていたカキノキの根っこがむき出しになりました。
穴ぼこの右側にある木です。
それでも、がんばって生えていましたが、今年になってついに大きく傾いて川への入り口を塞いでしまいました。しかたなく、伐採しました。伐採した木は積んで土に還したり、クラフトの材料にしたり、乾かして薪にしたりします。
この木がここに生きた証として伐った材を削って、何本かスプーンをつくりました。
ところが、最近、気がつくと、土の中に残っていた根からいくつもの芽がでていたのです。
カキノキの復活です。
多くの広葉樹は切り株から萌芽する生命力があります。
根っこだけからこんなに萌芽更新するとは驚きです。
木はいつ死ぬのでしょうね?(De)

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