大阪府能勢町の野外活動施設「豊中市立青少年自然の家わっぱる」には哺乳類から植物や菌類まで、実に様々な生きものが棲んでいます。 しかも、その一つ一つを観察していくと、それぞれが生きていくために複雑に繋がり合い、森をつくっていることがわかってきます。ここでは、その小さな一つ一つの命を紹介しようと思います。

2019年6月19日水曜日

サンショウ3兄弟

サンショウに実がなっています。サンショウはミカン科の落葉低木で若葉や実は食材や香辛料として古くから利用されてきた日本人には馴染みのある木です。ウナギの蒲焼きにつき物の粉山椒(こなざんしょう)はサンショウの果皮から作られます。
よく似たサンショウのなかまにイヌザンショウがあります。
イヌザンショウ
葉の形などにやや違いはありますが、最もわかりやすい見分けのポイントは棘の付き方にあります。
サンショウの棘は対生です。







それに対して、イヌザンショウの棘は互生(たがいちがい)です。




さらに、わっぱるには葉も大きく樹高も高いサンショウのなかま、カラスザンショウがあります。
  これらミカン科の木は多くのアゲハチョウのなかまが繁殖する木でもあります。わっぱるではカラスアゲハやミヤマカラスアゲハをよく見ます。ひときわ美しいミヤマカラスアゲハはこの3種のうちではカラスザンショウでしか繁殖しないとされています。私たち人間にとってはサンショウが重宝され、栽培までされていますが、ミヤマカラスアゲハにとってはカラスザンショウが大切な木ということになりますね。(De)
カラスザンショウの成木。





ミヤマカラスアゲハ。

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