
大阪府能勢町の野外活動施設「豊中市立青少年自然の家わっぱる」には哺乳類から植物や菌類まで、実に様々な生きものが棲んでいます。 しかも、その一つ一つを観察していくと、それぞれが生きていくために複雑に繋がり合い、森をつくっていることがわかってきます。ここでは、その小さな一つ一つの命を紹介しようと思います。
2019年2月24日日曜日
オオルリ
輝くブルーに美しい鳴き声。バーダーの間でも人気の高い野鳥ではないでしょうか。
オオルリは、冬の間は東南アジアで過ごし、春になると日本へ渡ってくる鳥です。(繁殖のために春に日本にやってくる鳥を夏鳥といいます。ツバメも夏鳥です。)
わっぱるでは4月のはじめくらいに到着し、さえずりを開始します。
勝手な印象ですが、ハイキング道や第5炊事場など、人が多くないところから先に囀り始めているように思います。(※正確に記録をとっているわけではありません。)
オオルリは通常斜面のくぼみや木の根の隙間などに営巣する鳥です。木のうろで営巣する鳥とは違い、オープンな場所に巣をつくることがあります。
わっぱるでも、山小屋の窓のへりに営巣してしまうことが。
見つけても驚かさないであげてくださいね。
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