アセビはわっぱるではヒサカキの次くらいにありふれた常緑樹です。
樹高は高くありません。高いものでもせいぜい3m程度でしょうか。少しねじれた感じの幹と、楕円形の葉が特徴です。
毒がある植物でもあります。アセビを「馬酔木」と書くことがあります。葉っぱを食べた馬が、毒にあたって酔ったようにふらつくところから名付けられたとか。
2月~3月頃につぼ状の花が房となり垂れ下がります。ウメやサクラより少し早く、わっぱるの早春を告げてくれます。
ウメ、モモ、サクラなど、強豪ぞろいの春の花に比べると地味ですが、それでも寒さの残る山を彩ってくれます。
ところで、万葉集にもアセビを読んだ歌がたくさんあります。花が稲穂に似ているため、縁起が良かったからとも言われています。
この恋歌など、場内に咲くアセビの花を見ながらだと、年甲斐もなくキュンとしてしまいますね。↓
我が背子に 我が恋ふらくは 奥山の 馬酔木の花の 今盛りなり (作者不明)
(あなたのことを恋しいと思っている私の心は、まるで奥山に咲く馬酔木の花のように、密かに秘められて、でも溢れんばかりです) (Hu)
大阪府能勢町の野外活動施設「豊中市立青少年自然の家わっぱる」には哺乳類から植物や菌類まで、実に様々な生きものが棲んでいます。 しかも、その一つ一つを観察していくと、それぞれが生きていくために複雑に繋がり合い、森をつくっていることがわかってきます。ここでは、その小さな一つ一つの命を紹介しようと思います。
2019年1月11日金曜日
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