わっぱる『生きもの図鑑』
大阪府能勢町の野外活動施設「豊中市立青少年自然の家わっぱる」には哺乳類から植物や菌類まで、実に様々な生きものが棲んでいます。 しかも、その一つ一つを観察していくと、それぞれが生きていくために複雑に繋がり合い、森をつくっていることがわかってきます。ここでは、その小さな一つ一つの命を紹介しようと思います。
2019年1月13日日曜日
センブリ
秋ごろになると、キャンプ場内の日当たりの良い道端に見ることができます。草丈は10~20cm程度でしょうか。
紫の筋がある白色の可愛い花が目印。よく昆虫も集まっています。
昔から胃を健康に保つ薬として活用されてきました。葉っぱには強い苦みがあります。
「千回身震いするほど苦い草」「お湯の中に千回振り出しても苦みが残る」からセンブリと名付けられた、という説もあります。
名前負けしていない苦さだと個人的には思います。興味のある方は、場内で見つけた時に葉っぱを一枚いただいてぜひ口に含んでみてください。悶絶間違いなしです。(Hu)
0 件のコメント:
コメントを投稿
次の投稿
前の投稿
ホーム
登録:
コメントの投稿 (Atom)
冬芽いろいろ
今、春がそこまできています。 わっぱるでは春を待ちわびている木々の様子を観察できます。 森に羊さんがいます。 頭のところが冬芽で顔は葉痕(ようこん)といって葉の落ちた痕(あと)です。 これはオニグルミです。 くりくりっとして栗の実のようです。 ずばり、クリの冬芽です。 植栽され...
筆竜胆(フデリンドウ)
場内を散策していると、可愛らしい蕾を見つけました。 フデリンドウです。 リンドウ科リンドウ属の植物で、4月頃に花を咲かせます。 日当たりのよい山に咲く野草で、空が曇っている時や、雨の日には咲かないそうです。 一つの茎に複数の花を咲かせます...
鶯神楽(ウグイスカグラ)
わっぱる内を散策していると、ふと目につく花がありました。 ウグイスカグラです。 スイカズラ科スイカズラ属の落葉樹で、春先に花を咲かせます。 ラッパのような形をした赤い花が下向きに咲くのが特徴的です。 夏ごろになる...
0 件のコメント:
コメントを投稿