世の生きものには、できるだけ慈愛の心を持って接したいと思っている私ですが、それが難しい場合もしばしばあります。
わっぱるの森を夏から秋にかけて歩いていると、ふと、腐った肉のような悪臭がすることがあります。その時には、結構な確率でこのキノコが近くに生えています。(ちなみに、本当に動物が死んでいる場合もあります)
臭いも悪いですが、ぬめりのあるその姿も何とも気味が悪い。
その臭いに引き寄せられるのか、ハエがたかっていることも多く、衛生的にも悪そう(ハエが胞子を運んでくれるようです)。そのくせ、食用にもなるというから始末が悪い。
悪い尽くしが一周まわって、見つけると何とも言えない気分の高揚を覚える、そんな不思議なきのこです。(Hu)
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